ナナツモリ・タムラのblog。      「写真と遊ぼう」をテーマに      写真のはなしいろいろ。         僕の写真もすこし…。


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卒展のこと

このたびの大震災で日本中が大きな悲しみに包まれ、
被災されている皆様はいまこの瞬間もとても辛い時間を過ごされています。
そんな中で今回の卒業写真展の開催をどうすべきか、正直とてもとても悩みました。

「このまま進めていいのだろうか??」と自問自答を繰り替えしてきました。

いっぱい考えた結果、
今、目の前にあることを一生懸命やりきろうと思いました。
今期の写真教室の生徒を受け持って一年、3月の卒展を目標にここまで頑張ってくれた
生徒のみんなと一緒に、最後までやらせていただきたいと思いました。


予定通り、この土曜日(19日)から、
写真展「写真の時間」を開催させていただきます。


「写真なんか見てる場合じゃない」とおっしゃる方もいるかもしれません。

だけどこの写真展は、僕だけのものではなく生徒さんみんなにとっても大切な機会で
大袈裟に聞こえるかもしれませんが、
生命の営みのひとつとして、生み出されたものです。

写真には、日々の暮らしや大切な人やものが写っています。
そして、撮影したみんなの想いが写っています。
それは、「生きている」ということへの感謝でもあります。


私事ですが、ぼく自身この震災の前日(10日)に祖母を亡くし、
お通夜、告別式に参列しました。

祖母が亡くなったとの電話を受けて病院に駆けつけました。
数時間前には、普通にお話していたおばあちゃんのそばには
すでにお線香とお花が備えられていました。
そしてそこからたった二日で、
ぼくは、おばあちゃんの骨を骨壺にいれていました。

生から死へ。
ぼくが理解する(受け止める)よりもはやいスピードで状況だけが過ぎて行く。
整理をするように?状況を把握できず、とにかくずっと写真を撮りました。


祖母が亡くなってから、「がんばって長生きしてくれたよ。」と笑っていた父が、
告別式の最後の挨拶で大粒の涙を流し、
「言ったら終わるような気がしてずっと言えなかったけど、産んでくれてありがとう」
と言いました。
「なぜ自分は生きているのか」の問いに対する
自分なりの、ひとつの答えがわかったようなきがしました。


「自分を愛してくれる人のため、必要としてくれている人のため、
生きているのかもしれないね」と妻は言いました。
心から、その言葉に共感できました。


告別式の日、悲しいお別れの瞬間の写真を撮りました、
その次の日、ぼくは新しく誕生した姪っ子のお宮参りの家族写真を撮っていました。

悲しいお別れに力強く立ち向かうことも、
新しい命に感動し、家族みんな幸せを分かち合うことも、
どちらも同じくらい、尊くて美しいと思いました。


いろんな意味を込めて、ぼくは
ここに生徒のみなさんの「写真」を見ていただく場所だけを作ります。
あとは生徒のみんなと、そして来ていただくみなさんと、一緒に完成させる…
今年も、そういう卒展になればいいなと思っています。



ナナツモリでは、今回の卒展を皮切りに「ほうき星プロジェクト」という
大好きな写真で、社会や地域と繋がっていく活動をはじめます。
活動、というほど大袈裟なものではないのですが、
そのひとつのアクションとして、チャリティーポストカードの販売を行います。

写真教室の生徒のみんなからひとり1点写真を提供してもらいポストカードを作成し
その収益を社会に役立つことに使おうと準備してきました。

このプロジェクトには「わたしが写真とできること」というコピーがついています。
写真を通して、たくさんの人と繋がり、笑顔の輪が広がるように。

小さな小さなはじまりですが、みなさんの気持ちの集まりがいつか
大きなほうき星(彗星)になって、たくさんの場所を飛び回り、多くの人と繋がり
日本中を世界中を照らすことができたらいいな、と思い名付けました。


今回こちらのポストカードの収益は
微力ではありますが、このたびの震災の義援金として使わせていただくことにしました。
いまはこういった形での表現しかできませんが、趣旨に賛同いただき
ポストカードを手にとっていただけたら嬉しいです。


また、この卒展の期間中(3月19日〜28日)カフェの売り上げの一部を
今回の震災の義援金とさせていただきます。


現在、様々な方法で義援金を送る事ができます。

Yahooや、Google、などwebから、
また、Tポイントなど
ポイントを利用して義援金を送ることもできます。


お亡くなりになられた方のご冥福を心からお祈り申し上げます。
ひとりでも多くの方の人命が救われますように…
by nana-photoroom | 2011-03-15 00:09